【5万人が選ぶ方法】埋葬方法は火葬以外も可能?火葬以外の埋葬方法のすべてとできる場所について

お墓がない人たちにとって自分がこの世から去ったときにお墓を建てるのかどうかという問題はかなり大きな問題となりそうです。自分だけなのだからお墓を建てる必要もないと思う方もいらっしゃると思います。そんな方やお墓の必要性について疑問に思っていらっしゃる方、先祖のお墓に入りたくないと考えている方のため、お墓を建てて埋葬する以外の方法についてご紹介します。

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お墓を持っていない人の選択肢

先祖から継承しているお墓がない人も結構いらっしゃいます。今東京都心部でも一定数のお墓が必要といわれている半面、都心部の土地を霊園などに使うよりは人が集まるような施設を作ったほうが合理的でなないかとも言われています。

高齢化社会といわれており、今後は亡くなられる方が多くなりそうですし都心部に限らずお墓というのはある一定数必要とされる可能性は高いでしょう。

東京都の都立霊園の応募倍率は5.6倍。人気の青山霊園はじつに14倍の狭き門だ。東京都が行ったアンケート調査でも、「現在、自分や家族が利用できる墓を持っていない」とした人は 41%にのぼる。2008年の東京都建設局の審議会では、「2028年には約3万の墓が必要になる」と報告された。

都会の墓不足はウソ!?不人気墓地「墓余り」の実態
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ただ、自身でお墓を建てるほど貯えがない人もいらっしゃいますし、お墓があっても先祖代々の墓に入りたくはないという人もいると思います。今、自然葬という考え方が徐々に選択肢として埋葬方法に挙がっており一定数の方は自然葬を選ばれているようです。

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自然葬とはいったい何?

自然葬というのはお墓を建立せずに樹木の下やガーデニングされた庭園、海洋などに散骨することで、火葬した骨をお墓に入れずに自然に返すという手法です。自然葬というと火葬しないで自然に返すような土葬のイメージもあるのですが、散骨する行為も自然葬といえます。

日本では火葬しないといけないと思っている方もいらっしゃいますが、実は土葬も可能です。土葬するにしても埋葬許可証というものを取得しないといけないのですが、これがあれば土葬も可能なようです。

ただし、土葬を条例で禁じている都道府県もあるようですし、墓地経営者の意向によっては土葬を認めないところも多いので、確認が必要です。

とくに東京,大阪などの大都市では,この条例と,条例から委任された規則によって,土葬禁止地域を指定しています。なので,この地域では,死者を埋葬(土葬)によって弔うことができません。埋葬(土葬)の墓地を作ろうとしても,知事が許可しないからです。

明徳司法書士事務所(奈良県王寺町)所長ブログ
奈良県を中心に関西エリアの遺産相続・遺言、借金問題、不動産登記、成年後見は明徳司法書士事務所まで

【埋葬】と【散骨】は違う

埋葬というのは遺骨をどこかに埋めることですが、散骨というのは粉骨した骨をどこかに撒く行為です。いったんはこの散骨という行為が法律違反とされたこともあるのですが、埋葬の自由について色々な考察があり、散骨は節度をもってすれば違法ではないとされております。

また、刑法の「遺骨遺棄罪」の規定もあり、戦後、一般的に“散骨は違法行為”と受け止められるようになったのです。

その後、1991年10月、神奈川県相模灘沖で「葬送の自由をすすめる会」が第1回自然葬を実施。この事実が、このような通念を破る「葬送の自由」を促す元年の行為となりました。このとき、会のメンバーらは、「遺灰を海・山にまく散灰は、それが節度ある方法で行われるならば法律に触れることはない」「私たちは先入感とならわしに縛られて自ら葬送の自由を失っている」という主張をしています。

これに対し法務省は「葬送のひとつとして節度をもって行われる限り、遺骨遺棄罪に当たらない」と発表。当時の厚生省も「〔墓地・埋葬に関する法律〕はもともと土葬を問題にしていて、遺灰を海や山にまくといった葬送は想定しておらず、対象外である。だから、この法律は自然葬を禁ずる法律ではない」との考えを発表。それぞれ新聞にて公表されました。

さらに1998年6月には、厚生省(当時)が諮問した懇談会において、法務省は「(散骨を)希望する者が相当の節度をもって行う場合は、処罰の対象としない」という見解を非公式ながら発表しています。

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自然葬にしてほしい!でもどこでできるの?

自然葬としてほしいと生前思っていても実際に自然葬ができるのは限られているんです。日本では法律で納骨、散骨する場所は決められており、散骨できる場所は墓地として指定された場所以外にはできないことになっています。

つまり、どこそこの山に骨を粉骨して撒いてほしいといってもそれは法律違反になる可能性が高いのです。ちょっとイメージと違いますね。ちなみに、木の下に埋葬するのは樹木葬となりますが、散骨については法律で特に定められてはいないそうです。撒くこと自体は法律違反とはならないのですが、節度を守らないと死体遺棄罪に問われる可能性も高いそうですので注意が必要。

自然葬の種類

自然葬についてもう少し詳しく見てみましょう。自然葬にはいろいろな方法があるようで、一つは樹木葬という方法

樹木葬

樹木葬は墓碑を樹木に変えたもので、高額なお墓を建立する必要がない分埋葬費用もかなり安く済む可能性が高いです。故人を思い出させるものとして、お墓ではなく桜や梅などの木となります。

樹木葬ができるのは樹木葬を行っている霊園になります。樹木葬ができる霊園で植えられている木が墓標となります。また墓標となる木を自身で選択することもできるようですね。

海洋葬

海洋葬は文字通り海に散骨することです。散骨するためには火葬する必要がありますので、火葬の許可証は必要です。

火葬して粉骨したものを海に撒くのですが、海に出る船などをチャーターする必要が出ることも。個別でチャーターすることもできますし、合同で貸し切って散骨しに行く方法もあります。また、海洋葬を委託で受けている業者もあるので、いくつか選択肢がありそう。

業者を通して海洋葬を行う場合は散骨に際して司会者なども同情するので、ある種のセレモニーを催すこともできます。ドラマなどで見る船の上からしんみりと散骨するようなイメージだったのですが業者さんが入ることによってお葬式のように執り行うこともできるみたいですね。

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自然葬を選択した際のメリットデメリットについて

自然葬のメリットは何といってもお墓が要らない点です。先祖からのお墓がないという方にとってお墓を購入するというのは大変な出費です。お墓の相場としては大体200-300万円程度なので新車1台分くらいするので貯えがない方にとっては躊躇してしまうような金額。

その金銭的なデメリットを補える可能性があるのが自然葬という選択です。

もちろんお墓を持たない人にとってだけではなく宗教的な制約がないのも大きなメリットでしょう。ご夫婦や親族で信仰している宗教が違うという場合自然葬を選択することで宗教の制約を乗り越えられる可能性が出てきます。

またお墓がないということはお墓の継承などについて子孫に余計な手間を残さないということもメリットとして挙げられます。

一方、自然葬にはデメリットや考慮しなければいけない点もあります。

自然葬として行う場合であっても火葬する必要があるため火葬費用は掛かってきます。また土葬を考える場合は火葬は不要ですが、埋葬費用もありますし市区町村などに確認を取ることも大切。

自然に散骨するという場合も、節度を守る必要性があることは前述した通りです。仮に自然葬を選択した場合は墓標となるものがない可能性もあるため、どこに埋葬したのかが分からなくなる可能性も否定できないので、何らかの墓標となるようなものがあったほうがベターではあります。

樹木を墓標とするのであればその樹木が霊園で管理されているものであれば霊園が成長などのために管理育成を行ってくれるでしょうが、ご自身で植えた場合は手入れが必要になります。野草などがそのまま生えっぱなしになれば雑木林のようになるし、荒れ放題で放置してしまっては大変なことになりそう。

お墓というある種象徴がない分つながりを濃く感じることができないかもしれない。樹木の場合嵐などの天候に左右される可能性があり、倒木の可能性もあることは考慮する必要はありそうかなと思います。

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