お部屋を探すときに初期費用はお安いほうが良いに決まっています。
初期費用を高くしている要因として真っ先に考えられるのは敷金と礼金です。
今現在2019年代だと、敷金礼金を取らない物件もありますが、そもそもなしで大丈夫なら最初から取らないでほしいと思うのが人の心です!
そもそも一体敷金礼金というのはどういったものなのか。お安くできる方法はあるのかをご紹介しましょう。
敷金と礼金は性質が違う
敷金というのは、あなたがお部屋を退去した際に清掃費用として充当されるものと考えられる費用を最初に支払います、という意味合いでお部屋に入居する前に徴収される性質のものです。
通常に使用した損耗などはほとんどが貸主負担になるケースがあるのですが、家賃の保証金という意味としても敷金は使われるケースがあります。
一方礼金の性格は、入居される前に大家さんにお礼として支払う性格のもので、古い慣習が残ったものと考えて良いでしょう。
最近は礼金もあまりとらないところが多くなってきておりますが、礼金は違った意味でも使われることがあります。
それは大家さんが入居者募集をしてくれた管理会社や賃貸の客付け会社に支払い広告料の名目になるものです。
SUUMOやHOMESなどに物件を賃貸の客付け会社が掲載すると、広告費が掛かります。この広告費の支払先はもちろんSUUMOやHOMESなどへ支払われます。
大家さんの物件を賃貸の客付け会社が自分で広告費を払って、インターネット掲載をして人目につくようにすることを集客といいますが、この広告費もバカにならないくらい高騰しています。
もっともなぜ広告費を入居者が負担するのか、というのは正当な疑問です(笑)
敷金も礼金もとらない物件
敷金も礼金もとらないで入居者募集をする物件もあります。
敷金と礼金ゼロゼロ物件はアリの物件と比べて何が違うのでしょうか。
敷金と礼金の性格は上述した通り、入居される方が退去するときに徴収する清掃費用の名目と、大家さんや客付け会社に支払う広告費といった性格を持って居ます。
これが入居時にない場合はどうなるのか。
応えは簡単です。
広告費については本当に大家さんが広告費を自費で払う場合もあります。
退去時の清掃費用については、清掃費用の負担についての特約を設けるところがあります。とりっぱぐれないようにしっかりと別料金で徴収するところもあります。
また敷金礼金がないから初期費用は安い!と思っていても、他の付帯費用を徴収されるケースもあります。
消毒代や、24時間サポートなどです。
もちろん中には本当にあまり初期費用が掛からない物件もあります。
ただある程度の費用は取られるケースがありますし、退去時の清掃費用は退去時に支払いの請求を出すとトラブルのもとになる可能性もあるため、入居時に徴収されるケースも多いのです。
まとめ
敷金礼金とは、退去時に清算される清掃費用と、広告費用と考えてください。
敷金礼金ゼロゼロ物件もありますが、他の名目で細々徴収されるケースもあることは覚えておきましょう。
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