リンキン・パークの『メテオラ』を解説!アルバム中からおすすめの曲と楽曲の解説

リンキン・パークの『メテオラ』を解説!アルバム中からおすすめの曲と楽曲の解説

リンキン・パークのセカンドアルバム『メテオラ』について解説をします。私の一番好きなリンキン・パークのアルバムであり、ファンの中でも評価の高い1枚です。なぜこのアルバムが人気があるのか、そして『メテオラ』が傑作と呼ばれるのかについてご紹介。

スポンサーリンク

『メテオラ』は前作から変化したか?

『メテオラ』をリンキン・パークのアルバムとしてレビューするにはまず前作の『ハイブリッドセオリー』の流れを知っていただきたい。『ハイブリッドセオリー』は売れることをものすごく意識したアルバムで、アルバム全体を通してかなり統制されたアルバムであった。

もちろん楽曲1つ1つの出来と完成度は高いのであるが、どちらかと言えばかなりカッチリとした楽曲であり遊び心と言うか何と言うか、全体的に規律が整っているのが特徴だ。すべての楽曲は構成も練りに練られている感じがあるのは当然で、似通った曲もないが、すべての楽曲を通して貫かれているのが、まず歌メロが始まるまでに30秒以内、そして楽曲はコンパクトに3分台ですべて終わるようになっている。また歌詞も野卑な言葉でいわゆる 4 letter word と呼ばれる言葉は一切使われていない。楽曲全てがその精神を貫いている。メテオラも野卑な言葉は使ってはいない。

楽曲構成に関してはメテオラはかなり自由にやっている。特に歌メロが始まるまでに30秒以内と言う統制もないし、結構長いイントロから歌メロに入ったりと自由度が増している。楽曲はコンパクトにまとまっているのは一緒だ。

アルバム全体を通してだが、打込みで作った感が薄れてバンドのサウンドになっているのが特徴。もちろん、一部ではサンプリングを使ったりドラムもプログラムされた音を使っていると分かる部分もあるが、全体的に音像としてはバンド感が増している。つまり生の演奏感を感じることができる。

余談だがその流れは次のアルバムでさらにバンド感が増す。リンキン・パークがどのように自分たちの音をマネジメントしていくつもりであったのかは分からないが、バンドの歴史として見ていくと、デビューアルバムの『ハイブリッドセオリー』はとても打込み感の強い統制が利いたアルバムで、当時のニューメタルでは結構異色な感じではあったと思うしアメリカで正直こういったカッチリしたアルバムが売れることは個人的には驚きでもあった。

どちらかと言うと欧州のような音楽に感じたし、アメリカではリンプビズキットのようなちょっと色もののようなバンドが流行っていたのもあったし。

ただ、そのデビュー作の『ハイブリッドセオリー』が売れに売れたおかげでかなり自由度が増したと言うのはあるだろうし、レコード会社もあまりうるさく言わずに作らせることができたのもあっただろう。すべてはハイブリッドセオリーのおかげであるのだ。

スポンサーリンク

『メテオラ』とはどんなアルバム?

楽曲群の完成度は高い。ただ、前作ほどへヴィーなギターは少なめであるしアルバムを通して掛かっているエフェクトがアルバムのイメージを決定づけているように思う。ハイブリッドセオリーではバンド全体のエネルギッシュな面を前面に押し出していたが、メテオラでは成熟感が出ている。それはやはりギターサウンドの減退でもあるだろうし、ギターの音を少し下げている?ことにも起因するのではないか。全体的にディスト―ションのイメージと言うよりはドラムの音が最初に来るし、ギターのガリガリ感は薄れていることからもうかがえる。

ロックと言う定義で考えればファーストの『ハイブリッドセオリー』のほうがロックバンドっぽいだろうし、『メテオラ』はそのギターサウンドが減退している分落ち着いた雰囲気でアルバムが仕上がっている。

ただ歌メロに関しては前作と同じように時にメロディアスであり、チェスター・ベニントンのシャウトが聞ける場面もある。彼のパーソナルは面がより強く全面に出ている歌詞が数曲あるし、『breaking the habit』がその最たるものだろうと思う。

『メテオラ』がへヴィーであるかと聞かれれば、へヴィーだと応えることもできるが前作の『ハイブリッドセオリー』よりは大人しい。この時代のリンキン・パークを懐かしむファンも多いのはやはりリンキン・パークをロックバンドとして捉えているファンが多いのが理由だろう。

だが、ロックと言うカテゴリーはへヴィーなギターサウンドが全面に出ているかどうか?と言うポイントで考えると、なぜ前作よりもヘヴィーさが減退している今作の『メテオラ』が評価されるのだろうか。ハイブリッドセオリーの続編のように語られるが、それはプロデューサーが同じだからであろうか?アルバム全体のイメージは自分には全く違うように感じられる。楽曲の完成度が高いと言うが、どうだろうか。批判をしている訳ではない。むしろ私はこのアルバムがものすごく好きでヘヴィーローテーションと今でもなっている。ただ、正しく評価したいが言葉が見つからないから楽曲の完成度が高いとするのは好きではない。捨て曲も実際何曲かあるように思うが、反面彼らの代表になる楽曲も多いのもこのアルバムなのだ。

アルバム全体を評価するのは対比なのか

リンキン・パークのアルバムに限らずだが、アルバムと言うのは楽曲がいくつか並ぶわけで、またバンドもその歴史を持っている。特にデビューアルバムと言う括りだけで見てもハイブリッドセオリーは売れに売れたアルバムと言える。確かに全体的に捨て曲が無いといるし、代表曲も多数あるのは認めるが、飛び抜けた曲と言う観点で言うとどうだろうか。粒がそろっているのであれもこれもとなってしまうのは贅沢な悩みか。

メテオラについていえば、飛び抜けた代表曲は数曲ある。多分だがメテオラの評価を高めているのは実はその数曲であり、他の楽曲もクオリティが低いとは言わないがしかしハイブリッドセオリーほどの粒のそろい方ではないと評して良いのではないかと思う。だが、メテオラについてはそれで良いと思えるのは代表曲である楽曲があるからだと私は思う。

スポンサーリンク

初期のリンキン・パークはこの『メテオラ』まで

ニューメタルのバンドとしてのリンキン・パークはこのメテオラと言うアルバムまでしか聞くことは出来ない。ファンの多くはメテオラのころのリンキン・パークに戻ってほしいと言うが、私はまったく思ってはいない。ただ聞きたいと言う欲求があってバンドも曲を出すのだろうし、そういった需要と供給を考えると難しい面もある。

私はリンキン・パークが様変わりするは歓迎している。彼らの音が変化することに対して特に拒否反応も持っていないので、問題なく『アサウンザンドサンズ』なども聞くことができるし大好きなアルバムだ。

ただ、ラップがあって、チェスターのシャウトがあってと言う構成は極端に言うとこのメテオラまでであり、メテオラまでがへヴィロックとしてのリンキン・パークだと。そして打込み感の強いヘヴィロックとしてもこのメテオラまで。

スポンサーリンク

『メテオラ』オススメの曲

『faint』

リンキン・パーク史上でもかなりアップテンポの楽曲で、当時はこの曲がかなり衝撃的だった。バンドも最終的なテンポはもっと遅くなるだろうと思われていたが、マイクがこの曲についてかなりアップテンポに仕上げたことで新しい面が生まれた。

ヴォーカルもかなりシャウトを多用する曲でチェスターも歌うのが大変だっただろうと思う。彼のヴォーカリストとしての実力を堪能できる1曲。ちなみにヴォーカル技術としてはミックスボイスとヴォーカルフライを使っているが、彼もライブで歌う場合は曲順が最後になったりすることも多い。ライブでも難しい曲だろう。

『breaking the habit』

チェスターの飲酒癖を、自身が何とかしてコントロールしようともがくさまを歌詞にした曲。タイトルも打ち勝ちたいと言う意思が見えるが、自身のトラウマについても断片的に語っている。サウンドとしては全般的にエフェクトが掛かっており、ライブなどで再現するには結構スカスカになりやすい。チェスターのの内面のシャウトを聞く曲。

『numb』

いわずともお分かりになるだろうが、リンキン・パークの代表曲にもなっている曲。歌詞は直接的な表現が多く、ああしろ、こうしろと誰かれにいわれてもうウンザリだと言う内容の歌詞。そういうお前も自分と同じで誰かを失望させているだという叫び。チェスターのどこか繊細で弱々しい面が垣間見える曲。
ちなみにだがヴォーカルはかなり難しい。音程が飛びまくるし声質もコロコロ変える。

コメント

タイトルとURLをコピーしました