初めてお部屋を探し始める方が気になるのが、お部屋探しのコツだと思います。
お部屋探しは知らないことばかりで初めての方にとってはどう探していいのか分からないのだと思いますし、私も不動産業者に勤めていて色々な方を担当させていただきましたが、コレ!と思ってもらえるお部屋をご紹介出来たときはかなり嬉しいものです。
初めてお部屋探しをされる方にお部屋探しのコツといつから探し始めるのがベストなのかをご紹介してみます。役に立ててください。
コツ1お部屋探しのコツ、事前に決めておきたいこと
一人暮らしであっても同棲であっても、とにかくご自身が勤務する勤務地まで何分くらい、という考え方をすると思います。
そこに乗り換えは1回まで、2回くらいなら、という妥協案を加えていく形で賃料の相場とロケーションで決めることが多いですね。
一人暮らしであれば、いくらまで出せるのか。まずこの賃料設定がお部屋を決めるうえで重要なポイントです。家賃は固定費になるので、動かすことが出来ないわけです。
1.賃料を決める
東京都内、23区ですと一人暮らしの1Kや1ルームタイプだと、高いところから低いところまでバストイレ別、独立洗面台と考えると大体
7-12万円くらいでしょうか。
7万円台でバストイレ別、独立洗面台、となると便利なのは足立区や江戸川区です。
実際、飯田橋を中心に家賃相場は放射線状に値段が安くなっていきますので、東西の遠方に行けば行くほど安いと言われてはいますが、今私が勤務している江東区大島でも1Kのバストイレ別、独立洗面台でキレイめの物件となると8.5万円では探すのが難しくなります。

もちろん、木造などのタイプを候補に入れられればまだ物件は出ますが数が少ないです。
都内の一人暮らしの賃料はまだまだ上昇しているので注意が必要。
つまり今はまだ安いと言われている江戸川区や足立区などは今後上昇する可能性は高いです。
2.駅からどのくらいまで歩けるか?
私が住んでいたところは東京都ではないので、駅から歩いて20分とか結構普通にありますので、ほぼ車生活がデフォルト。
なので自転車を使うことは厭わないですが、雨の日が通勤は大変ですね。
ということで駅からどのくらいまでの距離で歩けるのか、というのはご自身で範囲の基準を持っておくと良いと思います。
ちなみに、ですが駅から離れればいい物件が出てくる!というのは3割くらいは当てはまりません。
というのも、都内は駅から離れると隣の駅や別路線に近づいてしまう可能性もあります。
ただ、江東区はちょっと様子が違います。
江東区は意外と南北に分かれていて、都営新宿線沿線から少し南に行くと東京メトロ東西線があるのですが、都営新宿線と東京メトロ東西線の中間は大体どちらも15分くらいの位置になります。
また江戸川区も東西線、都営新宿線、総武線などが通っております。
江戸川区、江東区は駅から離れると少し良い物件があるかもしれないエリアです。
こういったエリアはバス便がかなり強いです。
また、台東区、墨田区も意外と駅から離れるエリアは多いですね。ただ駅から離れたエリアでも駅近物件と比べてとてつもなく安いかというとそうではありません。余り変わらない物件が多いです。
4.設備で絶対外したくないものを選ぶ
部屋の設備も動かすことが出来ません。
エアコンはほぼついている物件が多いですのであとは、女性ならオートロック、モニター付きインターフォン、でしょうか。
インターネットも当然必要とされる方は多いです。
ですので、インターネットが利用できるか、またはマンションにすでに入っていて管理費に組み込まれているタイプで無料で使えるのかなど様々な条件があります。
セキュリティ面でしっかりとした安心感があるものを選びたいというのは当然の心理です。
あとは駅から近いのか、遠いのか、それもセキュリティ面に繋がりますよね。
ちょっとチラッと出ましたので、階層について
2階以上が好まれるが、本当のお勧めは
男性でも女性でも1階を敬遠する方はとても多いです。私も出来る限り上の階が良いと思います。
あわよくば眺望のいいお部屋が手に入るかもしれない、という期待もありますよね。
スカイツリーが見える、隅田川の花火大会がみられる!なんてかなりのプラスポイント。
2階以上というのはセキュリティに関して考えているからですし、人通りがあるところだと余計に生活が人目についてしまう危険性もありますので2階以上が良いと思います。
ただ、できることなら4階以上がお勧めではありますし、周辺につたって登れるようなものがないかどうか、なども十分に確認しましょう。
あと、1階だと湿気が怖いというはありますね。
以前友達が1階に住んでいたのですが、湿気がすごいといっていました。
コンクリート造のマンションだったら湿気もそれほど心配することはないのですが、木造の造りだとちょっと心配はありますね。
詳しい不動産会社を選ぶ
不動産会社がマンションやアパートの造りについて詳しいということもセールスポイントの一つです。
実際に物件を検索してみよう。問い合わせる時期は?
物件の検索だけだったら無料です。
どんなお部屋があるのか、希望のエリアの賃料相場はどのくらいなのかが今ではすぐに分かるようになっています。
SUUMOやathomesが有名ですよね。
また、直接希望のエリアに行って不動産会社に聞いてみる、という方法もあります。
そうすると、インターネットに掲載されていなかったりするお部屋がある可能性はゼロではありません。
見つけた物件に問い合わせをすればいい時期は??
実際に部屋に入居となるのは、一般的に申し込みをしてから2週間程度が相場です。
早いと10日、1週間でという場合もあります。
つまり、実際に希望のお部屋を検索していて見つけたり、不動産会社に紹介してもらったりして、気に入ったお部屋み入居したい、という申し込みを入れると大体2週間くらいで入居してください、契約開始日となります。もちろん家賃だけ払って引越しはあとでも大丈夫ですが、契約は開始となってしまいます。

では実際に不動産会社に行って部屋探しの相談をするのはいつが良いかといいますと、だいたい入居希望日の1.5か月くらい前がベストかと思います。
また、インターネットに掲載されている物件の中には空き予定の物件もあります。
今入居されている方がいるので、●月に空きます、退去します、という物件です。
こういった空き予定の物件が出てくるのが、退去予定日の1-2か月くらい前ですので、そのくらいに相談に行っても良いですね。
中には先行での申し込みを受け付ける会社もありますので、インターネットに掲載されている物件ですごく気に入った物件があった場合は一度相談してみてください。
弊社でも相談を承っております。
03-5609-7231
コツ2・内見のコツ
ネットで良い物件があった!
不動産会社に相談したらいい物件を紹介してもらえた!
次の手順としては内見です。
内見の際のコツは、物件だけではなく周辺環境、においについてもじっくり見て嗅いでみることです。
住所がわかればインターネット上で周辺に何があるのかは分かりますが、実際に行ってみないと何とも言えないのが周辺の音と室内にどれくらい響くか、です。
お部屋の中のきれいさも重要ですが、生活していくうえで周辺環境はとても大事です。
貴方の好みの環境かどうか、ということを確認しましょう。
実際にお部屋の中を見る際に確認するのは、日の入り方も重要視している方が多いですし、意外と北向きのお部屋でも明るかったりします。
また部屋の形は生活の導線に沿って考えると良いので、実際に中を見てどこにどういった家具を配置するのかを間隔で掴んでいくと良いと思います。
今はアプリで、部屋の中に家具を置いた画像を作ることも可能なのでダウンロードしていくと良いと思います。
写真を取って大きさを確認することで生活にどのくらいのスペースが必要かを知ることが出来ます。
なかなか評判のいいアプリ

持って行くものとして、メジャーがあるとかなり良いです。
幅や高さ、長さなどを計測して実際に家具やラグを置けるかなどを計測することが出来ます。
音の問題
引越し後に気になるのはほかのお部屋の生活音です。
コンクリート造のお部屋であれば隣の音はあまり聞こえにくい造りになっていますが、木造タイプなどの隣との仕切りが石膏ボード1枚だけ、という場合はかなり注意が必要です。
お部屋とお部屋の接し方にも寄ってくるのですが、居住スペースどうしが接していると生活音が丸聞こえしてくることも。
ある程度賃料を払うのですから、生活音で悩むことは避けたいものです。
間取り図を貰ったら隣とどのように接しているのかを確認することも重要。
コツ3.内見が終わって気に入ったら申込。その前に
内見でチェックして、お部屋が気に入った!となったらまずは入居したい意思をオーナーにつたえる、申込をしないといけません。
この申込みが時間的にだいたい1週間くらいの審査期間があります。最近では保証会社に加入してもらうケースが増えておりますので、まず保証会社の審査となります。
と、その前に初期費用がどのくらい掛かるのかを不動産会社に確認しましょう。
契約にかかる費用の算出、安くできる?
賃貸のお部屋を借りるにあたり、初期費用として大体相場で賃料の5倍程度かかるといわれています。
かりに7万円のお部屋を借りると、敷金礼金、保証会社の初期費用などを含めると30万円くらいはかかるはずです。
その他に管理会社が契約時に施工する付帯作業の費用があります。
除菌消臭とか、鍵交換とかですね。
ただこの付帯については交渉が可能なケースがありますのでコツとして覚えておいてください。
ライフラインの開通
電気ガス水道などのライフラインの連絡については、保証会社の審査が通ったあとに入居日を決めますので、その時辺りにライフラインの会社に連絡をして予約を取ったりするとスムーズです。
ガスについては立会が必要なので、入居する方とガス会社の方が一緒に開栓の場にいなければなりません。
電気については名義変更だけで大丈夫なケースが多いですが、新築の場合でも一度連絡する必要があります。
弊社では提携会社によりすべての連絡を電話一つでできますので、ご連絡頂ければ対応できますよ♪
インターネットプロバイダ
インターネットを繋げるには回線が来ていることが必須条件ですので、インターネット対応物件なのかは必ず契約する前に確認しておく必要があります。
物件がインターネット無料であれば問題ありませんが、プロバイダはマンションに回線が通っているかどうかで決まります。
契約の前、内見前に必ず確認しておきたいポイントです。
入金が終わると今度は契約です。
コツ5.契約時に注意すること
いよいよ賃貸の契約ですが、まず契約を行う場所は仲介を受けた業者だとは限りません。時には管理会社に出向いてください、という場合も。
管理会社が近ければ良いのですが、場合によっては少し遠いところに出向いて契約や重要事項説明を受けないといけません。
だいたい契約にかかる時間は1時間から2時間くらい。
稀にどうして契約を管理会社まで出向かないといけないんだという方もいらっしゃいますが、管理会社としては一度顔合わせを、という意向もありますので。
逆に鍵のお渡しの場所が管理会社になる場合もあります。
ポイントとして注意したいのが、代理人が行く場合です。
代理をしてもらうことの同意書などを要するケースもあり、必ず確認をしましょう!
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